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夏目漱石と森田正馬(その2)

(あとがき)

森田療法創始者の森田正馬が熊本五高に入学したのが1895(明治28)年9月で1898(明治31)年9月に東京帝国大学医科大学に(25歳の時に)入学しており(『森田療法の誕生〜森田正馬の生涯と業績〜』畑野文夫(著)より)夏目漱石が英語教師として五高に赴任していた期間(1896(明治29)年〜1900(明治33)年)と重なるため、森田も漱石の英語授業を受けたのではないか?とか、1896(明治29)年に五高に入学した寺田寅彦(森田と同じ高知県出身で熊本時代にも交友が有り、後に物理学者・随筆家・俳人となる)が五高時代に漱石に文学で大きな影響を受けたと言われている事から森田と漱石も何らかの交流があったのではないか?と今回の熊本森田療法学会でも話しが出て期待されましたが残念ながら記録は残っていない様です。

畑野先生の著書(前出)の基本データとなった森田正馬の記録癖とも言える詳細かつ膨大「日記」の中に、五高の生徒に人気が高かった筈の夏目漱石の事が一切書かれていなかったのだとすると、(単純に推理するとすれば)英語の授業自体が嫌いだったのか?漱石自身を好んでいなかったのか?は分かりませんが、何れにせよ故意に日記に書かなかったのではないか?という気さえするのであります。(松本清張ファンの私としては)

 

 

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